骨と筋肉をつないでいる組織を「腱」といいます。
腱が通るトンネルである「腱鞘」が何らかの原因で炎症を起こしてぶ厚く狭くなってしまい、腱がスムーズに腱鞘を通過できなくなった状態が腱鞘炎です。
多いのが親指の「ドゥ・ケルバン腱鞘炎」や、手のひら側の指を曲げる腱に炎症が出る「ばね指」。
妊娠・出産期や更年期の女性ではホルモンバランスの変化がきっかけになって多く発症するほか、スポーツや仕事で手や指をよく使う人にも見られるのが特徴。
近年はスマートフォンの長時間利用で発症する人も増えているようです。