DICTIONARY
用語集
DICTIONARY

用語集

外傷性肩関節脱臼

肩関節は人間の体の関節の中で最も可動域が大きいと言われている。

 

骨同士の構造が浅く動きすぎるので、関節包(外れないように関節を包んでいる袋状の膜)や関節唇(肩関節を安定させ、衝撃を吸収する軟骨)などに周囲を補強されているものの、最も外れやすい関節の一つ。

 

外傷性肩関節脱臼は、肩の関節のかみ合わせがずれ、激痛のため動かせなくなるいわゆる「肩が外れた」状態で、上腕骨の骨折を伴うこともある。

 

何度も繰り返しやすい肩の障害の一つで、初めて脱臼した年齢が若年者の場合、その後も脱臼を繰り返す「反復性肩関節脱臼」になる確率は80%に達する。