インフルエンザウイルスによって発症する感染症のこと。
インフルエンザウイルスは構造の違いで大きくA型・B型・C型の3種に分けられ、主にA型とB型のウイルスが冬場に大きな流行を起こす。
B型はA型の流行が終息する春先に流行することが多い。
感染原因としては、感染者の咳やくしゃみで周りに飛び散った飛沫を吸い込んだ飛沫感染のほか、手や物に付着したウイルスで感染する接触感染がある。
潜伏期間(ウイルスに感染してから発症するまでの期間)は1~4日程度(平均すると約2日)で、特にA型で強い症状が出やすい。
小児や高齢者では重症化することがあり、インフルエンザ脳炎などの合併症が起こることもある。