体のさまざまな部位に、内出血のような紫色の斑点「紫斑」ができ、初期症状として紫斑や点状出血が現れた後に、腎炎や腹痛、関節痛などの症状が出てくることもある。
10歳以下の子どもに多く、4~7歳頃が発症のピークといわれ、秋から冬に発症することが多く、上気道感染が先行することが多い。
体にウイルスや細菌などの異物が侵入してきたときに生み出される抗体「IgA」が関係しているとされるが、はっきりとした原因はわかっていない。
ほとんどの場合、特別な治療をしなくても、自然と治癒していくが、まれに腎不全や腸重積などに陥ることもあるため、注意が必要になる。
以前はヘノッホ・シェーライン紫斑病あるいは血管性紫斑病などと言われていた