何らかの理由で乳腺が炎症を起こして、痛みや熱感、腫れを伴った状態のこと。
授乳期に起きる授乳感染症と、授乳と関係なく発症する非授乳感染症がある。
授乳感染症には、乳汁がうまく出ずに乳腺内にたまってしまうことによるうっ滞性乳腺炎と、乳腺に細菌が侵入して感染を引き起こす化膿性乳腺炎がある。
非授乳感染症には、乳頭から細菌が入って感染を起こす乳輪下腫瘍がある。
また、難治性の乳腺炎である肉芽腫性乳腺炎という症状もあり、出産後5年以内の女性に出現することが多い。