顎関節症(がくかんせつしょう)とは、「口を開けると痛い」「口が開かない」「あごで音がする(関節雑音)」といった症状がでるあごの疾患です。
これらの症状は、あごの関節を構成する骨・筋肉・関節などの異常によって生じます。
タイプ別にⅠ型(筋肉の異常)、Ⅱ・Ⅲ型(関節の異常)、Ⅳ型(骨の異常)、Ⅴ型(どれにも当てはまらないもの)があり、タイプによって治療法が異なります。
顎関節症の改善目標は「痛みなく」「十分に口が開く」ことです。
「関節雑音」を手術で治療していた時代もありましたが、現在では症状が「関節雑音」だけの場合は治療の必要はないとされています。