肩関節の関節唇(かんせつしん)という軟骨が、接触面積を広げたり陥凹を深くしたりすることで肩関節の安定性を大きくする役割を果たしています。
関節唇上部をSLAP(スラップ=Superior Labrum from Anterior to Posteriorの頭文字)と呼びます。
この部位に引っ張られる力やひねられる力などが作用することで、関節唇が傷ついたり、裂けてしまったりすることをSLAP損傷といいます。
野球での投球、バレーボールでのスパイク、テニスでのサーブやスマッシュといった、手を頭上へ上げるオーバーヘッド動作を繰り返すことで発症することが多いです。