正しい靴の選び方 1.概要｜仙台市泉区の整体 さとう接骨院

靴本来の目的は足の保護にあります。

かつて、道路は土や草で表面が覆われ、ある程度のクッション性がありました。

そのため草履や下駄、なんなら裸足で生活することも可能でした。

現在では車社会になり、道路はアスファルトやコンクリートで固められています。

クッション性が無く、夏場は表面温度が何十度にもなります。

結果、足を守るために靴の機能が発達してきました。

合わない靴を履き続けると足は硬い道路や床からダメージを蓄積します。

それにより足は歪み、魚の目やタコができたり巻き爪や外反母趾へと進行していくことになります。

では「自分に合った良い靴を買おう！」と考えたとき、誰に相談すればよいのでしょうか。

量販店にはお客様の好みや流行に合わせて様々な靴が並びます。

足に良いか悪いかはあまり関係無いようで、店頭に並んだ靴には当たり外れがあります。

そのため靴量販店の店員さんに相談するかと思いますが、靴選びに必要なシューフィッティングの知識や技術には相当な幅があります。

店員さん自身が資格保有者かもよく分かりません。

世界的に見て足の疾患・トラブルに最も詳しいのは海外の足病医（あしびょうい、そくびょうい）です。

欧米やオセアニアなど予防医学が進んだ国には、眼科や皮膚科等と同様に「足科」が存在し、足のトラブル全般を診断・治療（外科手術も含む）しています。

日本には「足科」が存在しないため、足の治療に対して世界から30年遅れているとも揶揄されています。

習ったことがないのはプロスポーツ選手や整形外科医でも同様で、正しい靴選びができず思い込みで選択することも多いようです。

正しい靴選びを行うと、買って良い靴は少ないことが分かるようになります。

ちなみに、店頭での試し履きで良い感じだったのに、自宅で履いてしばらくすると「なんか失敗だったかな？」と感じたことはありませんか？

そんな方にはAmazonの「Prime try before you buy」 がおすすめです。（プライム会員限定）

納得するまで試着後に購入する事ができます。

足のトラブルは多くの場合足首の歪み（正確には距骨下関節のオーバープロネーション）から始まり、それが次第に指先へと伝わります。

根本原因が足首にあるなら、ご自身で正しい良い靴選びが出来るだけで痛みは改善して行くでしょう。

もちろんそれに加えて運動療法を行えればベストです。

ただ、効果が出るまで3ヶ月は継続する必要があるので、自分だけでは難しいところがあります。

そのため、「靴やインソールを良いものに変えること」

これが最速かつ効果的な予防・改善方法だと考えられます。

当院では世界的に最も多くのエビデンス（科学的根拠）がある医療用インソール「フォームソティックス・メディカル」を導入しています。

女性同士だと、お互いに足のトラブルを抱え相談し合うこともあるようです。

そんな時、自分が良い靴の選び方を知ってさえいれば、そのまま靴屋さんに直行してご家族や友人を救うことが出来るかもしれません。

靴を変えるだけで良いならアドバイスしやすいのではないでしょうか。