
関節リウマチ(RA)による足の痛み(リウマチ足)は、非常に多くの患者を困らせる症状の一つです。
ですが、お薬の価格の高さから治療を中断し、結果として痛みで日常生活にお悩みの方は少なくありません。
この記事では、関節リウマチが足に与える影響や症状、治療法について詳しく説明します。
最後に、当院で行っている医療用インソールや靴を使った治療法についてもご紹介させていただきますので、ご興味があればお問い合わせ下さい。
関節リウマチの足への影響
関節リウマチは自己免疫疾患であり、体の免疫系が誤って自分の関節を攻撃することによって、慢性的な炎症を引き起こします。
この炎症は、足の関節にも影響を及ぼし、以下のような症状を引き起こします。
- 痛みと腫れ
- 変形
- こわばり
痛みと腫れ
足の指や足首の関節が腫れ、痛みを伴うことが多いです。特に、朝起きたときや長時間静止した後に痛みが強くなることがあります[1][3][6]。
変形
足の指の変形(外反母趾や槌指など)が見られることがあります。これにより、歩行が困難になったり、靴を履くのが難しくなることがあります[2][4][7]。
こわばり
朝起きたときや長時間動かさなかった後に、関節がこわばることがあり、これを「朝のこわばり」と呼びます[1][3]。
足に現れる具体的な症状
関節リウマチによる足の症状は、以下のように多岐にわたります。
- 足指の痛み
足指の付け根やその裏が痛むことが多く、押すと腫れている感触があります[4][6]。 - 足首の痛み
足首もリウマチの影響を受けやすく、痛みや腫れが生じることがあります。特に、アキレス腱周辺の痛みも見られます[6][7]。 - 歩行障害
痛みや変形により、歩行が困難になることがあります。これにより、日常生活に大きな支障をきたすことがあります[2][3]。
一般的な治療法と対策
関節リウマチによる足の痛みを軽減するために、一般的には以下のような治療法や対策が取られています。
- 医療機関の受診
- 薬物療法
- 物理療法
- インソールの使用
医療機関の受診
足の痛みや変形が見られる場合は、早めにリウマチ専門医や整形外科を受診することが重要です。早期の診断と治療が、症状の進行を防ぐ鍵となります[2][3][6]。
薬物療法
抗リウマチ薬や痛み止めを使用することで、炎症を抑え、痛みを軽減することができます。主治医と相談しながら適切な治療を行うことが大切です[2][3]。
物理療法
温熱療法や運動療法を取り入れることで、関節の柔軟性を保ち、痛みを和らげることができます。特に、軽いストレッチや運動は、関節の動きを改善するのに役立ちます[6][7]。
インソールの使用
インソールや各種サポーターを使用することで、痛みを軽減し、歩行をサポートすることができます[3][4]。
さとう接骨院でできるリウマチ足対策
ここまで、一般的によく説明されている内容でしたがいかがでしょうか? これで良くなりましたか?
ほとんどの方は、この内容で改善しなかった、または再発したからこのページを読まれているのだと思います。
リウマチ足は放置すると進行することが多いため、早期の対処が大切です。
かといって、適当に幅広の靴を買ったり、市販のインソールを使用することはおすすめできません。
量販店ではそもそも足のサイズ計測をしていないことが多く、例え計測しても足と靴のフィッティングができていないことがほとんどです。
また、市販のインソールはあくまでも痛みや変形が少ない方の予防用です。関節リウマチなど病的なものに対応している商品ではありません。
ではここから、海外の足専門医「足病医」から教わった、日本の医師も知らない事実をお伝えします。
- 足の変形の原因は足首の歪み
- 足首の歪みを矯正できる靴とインソールが必要
リウマチ足の真実を知って下さい。
【リウマチ足】本当の原因は足首の歪み
足首には「距骨(きょこつ)」という骨が存在します。また、踵の骨を「踵骨(しょうこつ)」と言います。
足部と下腿部の繋ぎ目、足関節にある距骨は、筋肉と一切繋がっていません。そのため可動域は大きいものの安定性に欠けています。
下腿部は体重を受け、踵骨は床からの反力を受けますが、2本の赤線(軸の位置)がズレているので、不安定な距骨には内側に倒れ込む力が加わり続けることになります。
これが関節リウマチであれば、各関節に炎症が起きているので変形していくのは当然です。
距骨と踵骨が過剰に内側に歪むと(オーバープロネーション)、以下のように足首から足趾への痛みを生じるようになります。
- 距骨が内側へ歪む(足首の痛み)
- 足のアーチが下がり扁平足へ(魚の目など足裏の痛み)
- 親指に体重がかかり捻れる(外反母趾など足趾の痛み)
- リウマチ足へ
これがリウマチ足を作るメカニズムです。歩くことで力が加わり続ければ強い痛みを出すようになります。
各関節の正常な動き方を無視した治療が上手く行かないのは当然であり、例え手術で関節を固定しても再発することになります。
足首の歪みを矯正できる靴とインソールが必要
ではリウマチ足を改善するにはどうすれば良いのでしょうか?
サポーターやテーピング、整体、痛み止め、手術は全て対症療法なので一時的な改善しか見込めません。できるだけ根本的な原因を改善したいので、当然ながら足首の歪みを矯正することになります。
このとき有効なのが、まずは踵が安定する足に良い靴を履くことです。

足に良い靴の3条件
次に、足首を矯正できる医療用インソール(オーソティクス)を入れることです。
歩行を変えることも有効ですが、改善まで時間がかかります。正しい歩行が無意識でできるようになるまでは根気が必要だからです。
靴とインソールの併用であればその場で変化が感じられます。慣れてくると靴を履いていなくとも足首が安定します。
靴とインソールはお互いに機能性を補完する関係なので、どちらか一方だけでは不十分です。最初は少しお金もかかりますが、整体に通い続けたり歩行指導を受けたり、手術を受けるよりも、コスト面も結果も良いと考えています。
人によっては、たった一度来院頂くだけでその場で痛みが消失します。
リウマチ足の本当の原因は見逃されています。整形外科に行っても改善しなかった足の痛みが、当院で回復したという例は沢山あります。
だからこれを読んでいるあなたにはぜひ安心をして欲しいです。
なかなか良くならない関節リウマチの痛みだったとしても、重度のリウマチ足と診断されてしまい手術しかないと言われても、まだまだ解決の可能性はあるのです。
まとめ
関節リウマチによる足の痛みは、適切な治療とケアによって管理可能です。症状に気づいたら、早めに専門家に相談することをお勧めします。
最後に

さとう接骨院
院長:佐藤幸博
仙台市泉区の整体 さとう接骨院は、痛みへの施術だけでなく再発予防まで、お客様一人ひとりの健康を大切にオーダーメイドで対応しています。
施術・メンタルヘルス・運動・栄養・睡眠の5本柱で、根本的な解決策を。お体の悩みやご相談はいつでもご予約・お問い合わせからどうぞ。
参考リンク:
[1] 関節リウマチの症状はどんなところにでるの? | リウマチe-ネット | ファイザー
[3] リウマチで足に起こる症状は?痛みを和らげる方法や受診科を解説│暮らしにちょっぴり養生を│再春館製薬所
[4] 足の指の痛み | さとう埼玉リウマチクリニック《大宮院》|さいたま市のリウマチ専門のクリニック
[5]膝の関節炎とリウマチの違いとは?症状と治療法などを現役医師が解説 | リペアセルクリニック東京
[6]リウマチと足首の痛み|医療法人リウマチ護恵会 あずまリウマチ・内科クリニック
[7]足の痛み | さとう埼玉リウマチクリニック《大宮院》|さいたま市のリウマチ専門のクリニック
[8]【リウマチを治すために自分でできる5つの基本治療 食事編】 | 横浜の鍼灸【土井治療院】
[9]The Foot and Rheumatoid Arthritis | NRAS
[10]歩くと足裏が痛い原因は病気?関節リウマチの治療方法|やなぎさわ皮フ科内科
[11]Arthritis in Foot & Ankle: Symptoms, Causes & Treatment
[12]関節リウマチと体操・運動 | リウマチe-ネット | ファイザー
[13] Rheumatoid arthritis - Symptoms - NHS
[14] Rheumatoid Arthritis of the Foot and Ankle: An Overview
[15] リウマチで体が痛いときの過ごし方は?やってはいけないことも解説│暮らしにちょっぴり養生を│再春館製薬所
[16] 関節リウマチはどんな症状がみられますか?|リウマチ情報|あゆみ製薬
[17] Rheumatoid Arthritis of the Foot and Ankle - OrthoInfo - AAOS
[18] Rheumatoid Arthritis (RA) in Feet and Ankles Symptoms & Causes
[19] 第271回 関節リウマチと上手くつきあうために | 岡山市立市民病院 WEBマガジン
[20] Rheumatoid Arthritis in Feet: Symptoms, Treatments, and More
[22] 生活の注意|関節リウマチ | 公益財団法人日本リウマチ財団 リウマチ情報センター 一般・患者様向け情報
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