「痛める前と全く同じ状態に戻りたい」
そう願って、仙台の街でさまざまな治療院を巡っている方も多いはずです。
しかし、痛みとはなにか?|脳が鳴らす「警告」でお伝えした通り、実は「過去の状態(100%)に戻ること」だけが正解ではありません。
むしろ、完璧を求めすぎることが、脳にストレスを与え、痛みを長引かせる原因になっていることも……。
今回は、プロが考える「本当の治るとは何か?」と、痛みに負けない体を作るための「4つの生活習慣」について詳しくお話しします。
生物学的な「治る」の真実
私たちの体は、壊れたパーツを新品に交換できるプラモデルではありません。

- 組織の修復
切れた靭帯や傷ついた筋肉は、元の組織と全く同じものではなく、少し硬い「線維組織」を含めて修復されます。 - 「95%」の到達点
痛みが出る前の状態を100%とするなら、修復後の組織は良くて90〜95%です。 - 脳の判断
この「失われた数パーセント」を、脳が「まだ異常がある!」と捉えてアラーム(痛み)を鳴らし続けることがあります。
痛みのボーダーラインを上げる
4つの生活習慣
痛みを感じ始めるボーダーライン(閾値)を引き上げ、小さな刺激でアラームを鳴らさないために必要なのが、「運動・栄養・睡眠」の3本柱+メンタルヘルスです。

- 運動(ウォーキング)
脳内で「天然の痛み止め」を分泌させ、ボーダーラインを底上げします。 - 栄養
神経の過敏さを抑える「防音材」の役割を果たします。 - 睡眠
脳のパニック状態をリセットする「メンテナンス時間」です。 - メンタルヘルス(心の安定)
不安やストレスは、脳の「痛みボリューム」を最大にしてしまいます。心が安定していると、脳は「多少の傷跡(残りの5%)があっても大丈夫だ」と判断しやすくなります。
ストレスは痛みのボリュームを上げる

「ストレスで体が痛くなる」というのは、気のせいではありません。脳の仕組みによる正真正銘の生理現象です。
- 不安が痛みを増幅させる
脳が不安や恐怖(「また痛くなるかも」「一生治らないかも」)を感じると、神経系は常に「戦闘モード」になり、本来なら無視できる程度の微細な刺激も「痛み」として処理してしまいます。 - メンタルケアは「脳の消音装置」
趣味を楽しむ、リラックスする、あるいは自分の体の状態を正しく理解して「怖がらなくていいんだ」と納得すること。これらは、脳のアラームを止める強力なスイッチになります。
ウォーキングが「最強の安全信号」として脳に届く理由
組織が95%の状態でも、閾値を上げ、神経の血流を維持すれば、痛みをなくすことは十分に可能です。

- 「天然のポンプ」を動かす
ウォーキングは、神経の「むくみ」を流し、新鮮な酸素を届けます。 - 脳への「安全」報告
心地よい範囲で歩くことは、脳にとって最高のメンタルケアでもあります。リズム運動によって心が落ち着き、脳に「動いても大丈夫だ」という「安全信号」が送られます。
二人三脚で目指す
痛みから解放された「新しい100%」
100%に戻らないのであれば、どうすれば良いのか? やるべきは「日々のメンテナンス」です。
- 当院の役割
施術で神経のむくみをリセットし、脳に安心を届ける「きっかけ」を作ります。 - あなたの役割
運動・栄養・睡眠、そして「心を穏やかに保つこと」を意識し、脳のアラーム設定を正常に戻し続けることです。
科学的に考えると、この二人三脚こそが慢性痛から卒業するための唯一の道です。
まとめ
「治る」とは、単に時計の針を戻すことではありません。
たとえ組織に数パーセントの傷跡が残っていたとしても、あなたの脳がそれを「安全だ」と判断し、やりたいことが自由にできる状態。それが、私たちが目指す「新しい100%」のゴールです。
当院の施術で神経の循環をリセットし、あなたの生活習慣で脳に安心を届け続ける。 この二人三脚があれば、あなたの体は必ず変わります。
仙台市泉区の緑豊かな公園を歩くことから始めてみませんか? 痛みを怖がらずに歩ける喜びを、もう一度取り戻しましょう。
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