「揉んでも矯正しても、痛みがすぐ元に戻ってしまう」
そんな経験はありませんか?
それは、痛みの原因を「硬くなった筋肉」という、いわば表面的な「結果」だけに求めているからかもしれません。
痛みとは、脳が「あなたの体は危険だ」と判断した時に出す、防衛のための「警報(アラーム)」です。
この警報を止めるには、火種(患部)を探すだけでなく、異常信号を運んでいる「電線(末梢神経)」のむくみを取り、判断を下す「管理室(脳)」に安全を伝える必要があります。
あなたの痛みが改善しないのは、筋肉が硬いからでも、筋膜が歪んでいるからでも、癒着しているからでも、骨盤が歪んでいるからでもありません。
トリガーポイントや筋膜リリースなど強い刺激をいれる施術は、科学的に否定されています。骨盤はそもそも初めから歪んでいます。
痛みは「脳のサイレン」
知っておきたい痛みの新常識
痛みは患部で発生するのではありません。受容器(センサー)が感知した刺激が、末梢神経(電線)を通って脳に届き、脳が「危険だ」と解釈して初めて発生する「出力」です。
これを理解するために、「火災報知器のシステム」で例えてみましょう。

- 感知(受容器/センサー)
指先などが刺激をキャッチします。しかし、この段階ではまだ「データ」に過ぎません。 - 伝達(末梢神経/電線)
データを脳(中枢神経)へ運びます。ここが「むくみ」などでショートすると、信号が乱れます。 - 判断(脳/管理室)
届いたデータを分析し、「これは危ない!」と判断した時だけ、サイレン(=痛み)を鳴らします。
つまり、私たちが感じている痛みは「脳が鳴らしているサイレンの音」なのです。
電線が故障していたり、管理室がパニック(過敏状態)になっていたりすると、小さな火種でもサイレンは最大音量で鳴り続けてしまいます。
あなたの痛みはどのタイプ?
3つの原因と「慢性化」の正体
医学的に痛みは主に3つに分類されます。

- 侵害受容性疼痛(急性期)
いわゆる怪我や炎症(ズキズキ)。組織の損傷が原因です。この時期は「安静と痛み止め」で組織の修復を待つのが最適な治療であり、まずは病院が第一選択となります。 - 神経障害性疼痛(急性期・慢性期)
神経のキズや圧迫(ビリビリ)。しびれ、自律神経の異常や筋力低下を伴います。慢性期では積極的な介入が必要です。 - 痛覚変調性疼痛(慢性期)
脳(中枢神経)のシステムエラー。通常よりも痛みに過敏な状態(しつこい痛み)。3ヶ月以上続く痛み(慢性期)のほとんどの方は、この要素を含んでいます。痛み止めは効果がありません。
長引く痛みの多くはこれらが複雑に絡み合った「混合性疼痛」です。
治らない痛みの原因は
「神経のむくみ」にありました
痛みを通常より強く感じたり、慢性化している人の神経には、物理的な変化が生じています。
それが「神経の浮腫(むくみ)」です。これは最新のエコー検査でも確認できる事実です。
神経がむくむと神経内の血流が悪くなり(神経も生き物なので内部に血管があります)、本来無視していい刺激を「痛み」として脳に送り続ける「通信障害」が起きます。
むくみを流し、通信をリセットする2つのアプローチ
当院では、以下のメカニズムで神経のむくみを物理的に解消し、神経の機能障害を改善していきます。

- 縮めて広げる
神経の圧迫が疑われる位置の筋肉(筋膜)を縮めることで、神経の通り道を物理的に広げます。それにより新鮮な動脈血が流れ込み、酸欠が解消されます。 - 伸ばして流す
神経に軽いストレッチをかけることで、滞った静脈血やリンパ液を流し、神経内の内圧を下げることで循環をリセットします。
なぜ「皮膚」に触れるだけで
筋肉や関節まで楽になるのか?
手による施術は、必ず「皮膚」を経由します。 皮膚は体の中で最も多くの受容器(センサー)が集まる「情報の窓口」です。
また、筋肉・関節・血管を支配しているのも、結局はすべて「神経」です。神経自体も別の神経に支配されています。

ならば、筋肉を力任せに押したり関節をバキバキ鳴らすよりも、皮膚などにある「受容器」という窓口から「神経」へ直接アプローチする方が、はるかに科学的で合理的です。副作用のリスクも極めて低く、非常に安全です。
この「神経主導」の本質を理解している施術者は、実はほとんどいません。
強い刺激は逆効果?
脳を「安心」させる最新のアプローチ
世の中には多くの施術方法(徒手療法)がありますが、その中身は大きく2つに分かれます。

A. 従来の強い刺激(ドーパミン系)
指圧・強揉み・筋膜リリース・矯正など一般的な方法は、強い刺激により脳内で「ドーパミン」を放出させます。一時的な「スッキリ感」や即効性はありますが、脳が刺激に慣れるため効果が持続しません。
繰り返すことでさらに強い刺激を求めるようになるため、組織を損傷するリスクがあります。
B. 現代の優しい神経アプローチ(オキシトシン系)
当院が採用するDNMなど優しい刺激は、幸せホルモン「オキシトシン」を分泌させます。脳を「安心」させることで、脳自らが痛みの出力を下げるよう促します。
マイルドですが効果が長く継続し、脳の「痛み回路」そのものを書き換えていきます。
あなたの脳に「安心」を
痛みという「出力」を変えるには、その前の「入力」を変えることが必要です。
- 受容器(センサー)に痛くない安全な刺激を入力する。
- 末梢神経(電線)のむくみを流し、通信障害を治す。
- 脳(管理室)に安全を伝え、エラーを解除する。
痛みを痛みでねじ伏せるのではなく、あなたの体が本来持っている「正常な循環」を取り戻すお手伝いをしています。
「どこへ行っても変わらなかった」という方にこそ、この科学的な変化を体感していただきたいと考えています。
あなたの神経の「むくみ」と、脳の「エラー」、当院で一緒にリセットしませんか?
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