SNSやYouTubeで「ボキボキ」と音を鳴らす整体を見ることがあります。当院のある仙台市内でも同様の施術を行う院は増えており、やたらと広告を見かけます。
非常にインパクトが有る施術なので気になっている方も多いと思うのですが、爽快感の裏に潜む危険性をあなたは理解されているでしょうか?
本記事では、ボキボキ整体がなぜ危険で根本改善に繋がらないのか、その理由を死亡事故や後遺症の実例を交えて解説します。
結論として、ボキボキ整体を受けることは全く推奨できません。この記事を読めば、施術を受ける前に知っておくべきリスクと、あなたの体を守るための安全な選択肢が明確にわかります。
売上至上主義のSNSマーケティングを行う悪徳院に惑わされず、自分にとって最適な施術を選択するために最後までお読みください。
ボキボキ整体とは?
SNSやYouTubeで人気の理由とその正体
「ボキボキ整体」とは、その名の通り、施術中に「ボキッ」「ゴキッ」という大きな音を伴う手技を用いる整体の通称です。特に首や背骨、骨盤の関節に対して、瞬間的に強い力を加えて動かすことで音を鳴らします。
正式な施術法としては「スラスト法」や「アジャストメント」と呼ばれるカイロプラクティックの手技に近いものですが、日本では明確な定義や法的な資格制度がないため、様々な流派や考え方の施術者が「ボキボキ整体」を行っているのが実情です。
近年、TikTokやYouTubeなどの動画共有サービスで、このボキボキ整体の動画が人気を集めています。その理由は、ダイナミックな動きと大きな音がもたらす視覚的・聴覚的なインパクトの強さにあります。
「音が鳴ってスッキリした」「歪みが一瞬で治ったように見える」といった爽快感が動画映えし、多くの視聴者の関心を引いているのです。しかし、その人気の裏には、本記事で後述するような大きなリスクが隠されています。
なぜ「ボキボキ」と音が鳴るのか
施術中に鳴る「ボキボキ」という音は、骨が擦れたり、元の正しい位置に戻ったりする音ではありません。この音の正体は、「キャビテーション」と呼ばれる物理現象です。
私たちの関節は、関節包(かんせつほう)という袋状の組織で覆われており、その中の空間(関節腔)は関節液(滑液)という液体で満たされています。
施術者が関節に瞬間的な力を加えて急激に引き伸ばすと、関節包の中の圧力が一気に低下します。すると、液体である関節液に溶け込んでいた気体(主に二酸化炭素)が、圧力の低下によって気化し、気泡が発生します。この気泡が弾ける時の「ポン」という音が、「ボキボキ」音の正体です。
一度鳴らした関節がしばらく鳴らなくなるのは、弾けた気体が再び関節液に溶け込むまでに時間がかかるためです。つまり、この音はあくまで関節内で起きた物理現象の音であり、「音が鳴った=体の歪みが矯正された、症状が改善した」ではありません。
ボキボキ整体とカイロプラクティックの違い
「ボキボキ」と音を鳴らす手技は、カイロプラクティックで行われるアジャストメントと混同されがちですが、その成り立ちや資格制度には大きな違いがあります。特に日本では、両者の区別が曖昧なまま施術が行われているケースも少なくありません。
両者の主な違いを以下の表にまとめました。
項目 | カイロプラクティック | 整体(ボキボキ整体を含む) |
---|---|---|
目的 | 主に背骨の歪み(サブラクセーション)を調整し、神経系の働きを正常化させることを目的とする。 | 骨格の歪みや筋肉のバランスを整えるなど、流派や施術者によって目的や理論が多岐にわたる。 |
資格制度 | 多くの先進国では法制化された国家資格。ただし、日本では法的な資格制度がなく、誰でもカイロプラクターを名乗れる。 | 法的な資格制度は一切なく、完全な民間療法。施術者の知識や技術レベルに大きなばらつきがある。 |
教育基準 | WHO(世界保健機関)が定める国際的な教育基準が存在する。 | 統一された公的な教育基準はなく、団体や個人によって教育内容が大きく異なる。 |
重要なのは、日本ではカイロプラクティックも整体も、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師といった国家資格とは異なり、法的な資格制度が存在しないという点です。
消費者庁も、これらの施術を受ける際の注意を呼びかけています。(参考:消費者庁「法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術は慎重に」)
そのため、施術を受ける側が、施術者の知識や技術、信頼性を慎重に見極める必要があります。
ボキボキ整体に潜む致命的な危険性
SNSや動画サイトで見る派手な施術シーンとは裏腹に、ボキボキ整体には見過ごすことのできない致命的な危険性が潜んでいます。
軽い気持ちで受けた施術が、取り返しのつかない事態を招く可能性もゼロではありません。ここでは、実際に報告されている事故事例や、なぜ危険なのかという具体的な理由について詳しく解説します。
首のボキボキ整体による死亡事故や後遺症
特に危険性が高いのが「首」への施術です。国内において首にボキボキ音を鳴らす手技を行う施術者に対し、個人的には頭がおかしいアホしかいないと考えています。(個人の意見です。もちろん異論があることは認めます)
首には脳に血液を送るための重要な血管や、全身につながる神経が集中しています。このデリケートな部分に強い力を加えることで、実際に死亡事故や重い後遺症が残った事例が国内外で報告されています。
そのため、厚生労働省も首へのスラスト法を禁じています。参考:医業類似行為に対する取り扱いについて
国民生活センターからも、整体やカイロプラクティックといった手技による施術での健康被害に関する注意喚起がなされており、中には重篤な障害に至ったケースも含まれています。
脳卒中や神経麻痺のリスク
首を急激にひねる「ボキッ」という施術は、首の骨(頚椎)の中を通っている「椎骨動脈」という血管を傷つける可能性があります。
血管の壁が傷つくと、そこに血の塊(血栓)ができ、その血栓が脳まで流れて血管を詰まらせてしまうことで、脳卒中(脳梗塞)を引き起こすのです。また、神経が圧迫されたり損傷したりすることで、手足のしびれや麻痺といった重い後遺症が残る危険性もあります。
頚椎動脈解離という見過ごせない危険
ボキボキ整体による首への衝撃が引き起こす特に怖い症状の一つが「椎骨動脈解離(ついこつどうみゃくかいり)」です。
これは、動脈の血管壁が裂けてしまう状態で、激しい頭痛やめまい、吐き気などの症状から始まります。
放置すれば脳梗塞につながる極めて危険な状態で、緊急の治療が必要です。施術後にいつもと違う激しい頭痛などを感じた場合は、決して軽視せず、すぐに医療機関を受診してください。
無資格者による施術が横行している日本の現状
日本において、「整体師」や「カイロプラクター」を名乗るために国家資格は必要ありません。つまり、極端な話、誰でも明日から「整体師」として開業できてしまうのが現状です。
もちろん、熱心に学び、高い技術を持つ施術者もいますが、一方で、人体の構造に関する知識や経験が不十分なまま施術を行っているケースも少なくありません。
解剖学や生理学の知識がなければ、どこに重要な血管や神経が通っているのか、どのような症状を持つ人には禁忌(やってはいけない)手技なのかを正しく判断できません。
無資格者による施術が、事故のリスクを格段に高めているという事実は知っておくべきです。
国家資格を持つ専門家でもリスクはゼロではない
では、「柔道整復師」や「あん摩マッサージ指圧師」といった国家資格を持っていれば絶対に安全なのでしょうか。答えは「いいえ」です。
これらの国家資格者は、国が定めた教育機関で解剖学や生理学などを学び、最低限の知識を持っています。しかし、首を急激にひねるような手技(スラスト法など)が持つ本質的なリスク自体は変わりません。
施術者によるリスクの違いを以下の表にまとめました。
施術者の種類 | 資格の有無 | 首へのボキボキ整体のリスク |
---|---|---|
整体師・カイロプラクター | 民間資格(国家資格ではない) | 知識や技術レベルに大きな差があり、危険性の判断ができない施術者に当たる可能性も。リスクは非常に高いと言えます。 |
柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師など | 国家資格 | 最低限の解剖学等の知識はありますが、首への急激な手技は本質的に危険を伴うため、リスクはゼロではありません。 |
結論として、資格の有無にかかわらず関節を鳴らす、特に首を「ボキボキ」と鳴らす行為自体にリスクが伴います。
資格は一定の知識レベルを保証するものですが、危険な施術を安全に変えるものではないのです。
その効果は本当?
ボキボキ整体が無意味と言われる理由
SNSや動画サイトで見る派手なパフォーマンスとは裏腹に、ボキボキ整体の効果には多くの専門家が疑問を呈しています。
なぜ「効果がない」「無意味だ」と言われるのか、その理由を3つのポイントから解説します。
「音が鳴る=歪みが治った」は大きな勘違い
施術中に鳴り響く「ボキボキ」という音。この音が、あたかもずれた骨が正しい位置に戻った証拠のように感じられるかもしれませんが、それは全くの誤解です。
先程も説明したように、あの音の正体は「キャビテーション(空洞現象)」と呼ばれる物理現象です。
関節は関節包という袋で覆われ、内部は関節液で満たされています。施術で関節に急激な伸展や圧力が加わると、関節液の圧力が低下し、中に溶けていたガスが気泡となります。その気泡が弾ける時に鳴るのが、あの「ボキボキ」という音なのです。
つまり、音の正体は骨が動く音ではなく、気泡が弾ける音に過ぎません。音が鳴ること自体に、骨の歪みを矯正したり、症状を治療したりする直接的な効果はないのです。音が鳴らなくても、1mm関節が動いてくれれば施術効果は発揮します。
むしろ、むやみに関節を鳴らし続けると、関節を支える靭帯が緩み、かえって関節が不安定になる可能性も指摘されています。
爽快感の正体とプラセボ効果の罠
ボキボキ整体を受けた多くの人が口にする「スッキリした」「楽になった」という爽快感。これもまた、根本的な改善とは別のところに理由があります。
この爽快感の主な要因はいくつか考えられますが、主に急激な動きによって関節周辺の凝り固まった筋肉や組織が瞬間的に引き伸ばされ、一時的に緊張が緩和されるためです。
しかし、これはあくまで一時的な感覚で、時間が経てばすぐに元に戻る(大体15分程度)とされています。
効果時間が短いので、悪質な院では施術の最後にボキボキします。楽になった感じや爽快感があるうちに高額な回数券を売りつけるのがよくあるパターンです。家に帰る頃には元に戻ります。
さらに、この感覚を増幅させているのが「プラセボ効果」です。「これだけ大きな音が鳴ったのだから、きっと良くなったはずだ」という強い思い込みが、心理的に「楽になった」と感じさせてしまうのです。
しかし、その心地よさは根本的な問題が解決された証ではないことを理解しておく必要があります。
根本的な症状改善にはつながらない
肩こりや腰痛といった慢性的な不調の根本原因は、多くの場合、骨のわずかなズレそのものではありません。その背景には、長年の生活で染み付いた姿勢の癖や筋肉のアンバランス、運動不足などからくる動作のエラーが隠されています。
ボキボキ整体は、こうした不調の根本原因にアプローチするものではなく、あくまで一時的に関節を動かしているに過ぎません。そのため、いくら施術を受けても、原因となっている生活習慣や体の使い方が変わらなければ、症状はすぐに再発してしまいます。
その場しのぎの対症療法と、根本原因にアプローチする施術の違いを下の表で確認してみましょう。
項目 | ボキボキ整体(対症療法) | 根本的なアプローチ |
---|---|---|
アプローチ対象 | 関節(音を鳴らすこと自体が目的化) | 筋肉、骨格、神経、生活習慣など複合的な原因 |
効果の持続性 | 一時的で、すぐに元に戻る | 長期的で、症状の再発を予防する |
目的 | 瞬間的な爽快感やパフォーマンス | 痛みのない健康な体づくり |
真の健康を取り戻すためには、目先の爽快感に惑わされず、ご自身の体の根本原因と向き合うことが何よりも大切です。
消費者庁からも、整体を含む手技による健康被害について注意喚起がなされています。施術を受ける際は、その効果だけでなくリスクも正しく理解することが求められます。
それでもボキボキ整体を受けたいあなたへ
【全ては自己責任】
これまでに解説した危険性を理解した上で、それでもなおボキボキ整体を受けたいと考える方もいるかもしれません。施術を受けるという決断は、最終的にはあなた自身の選択です。
しかし、その選択が取り返しのつかない結果を招かないよう、最低限の自衛策を講じる必要があります。万が一の事態が起きても、誰も責任は取ってくれません。全ては「自己責任」であることを強く認識してください。
施術を受ける前に確認すべき3つのこと
後悔しないために、施術を受ける前には必ず以下の3つのポイントを確認しましょう。あなたの体を守るための最低限のチェックリストです。
施術者の資格と経歴を必ず確認する
日本では「整体師」や「カイロプラクター」を名乗るのに、法的な資格は必要ありません。つまり、極端に言えば誰でも明日から整体師になれてしまうのが現状です。
だからこそ、施術者の知識や技術レベルを証明するものを自分の目で確かめる必要があります。
世界保健機関(WHO)はカイロプラクティックの国際基準を定めており、4200時間以上の専門教育を修了することが推奨されています。
最低でも以下の国際的な基準を満たしていることをウェブサイトや院内の掲示で確認しましょう。
主な資格 | 概要 |
---|---|
Doctor of Chiropractic (D.C.) | カイロプラクティック大学で学位を取得した者に与えられる称号です。この学位は、米国でカイロプラクティックを実践するための基礎となります。カナダも同様です。名称の違いはありますが、オーストラリアやイギリスなどにも法的な制度があります。 |
JCR認定カイロプラクター | 日本では、日本カイロプラクティック登録機構(JCR)がWHO基準に準じた教育と資格認定を行っています。 |
また、資格だけでなく、これまでの施術経験や得意な症状なども確認し、信頼できる施術者かを見極めることが重要です。
リスクに関する十分な説明があるか
安全な施術を提供する意識のある施術者であれば、必ず施術前にその効果だけでなく、起こりうるリスクや副作用について丁寧な説明(インフォームド・コンセント)を行います。「絶対に安全」「リスクはゼロ」など、メリットばかりを強調する場所は注意が必要です。
特に首へのアプローチは、脳卒中や神経麻痺といった重篤な健康被害につながる可能性が指摘されています。どのような危険性があるのか、納得できるまで質問しましょう。
実際に、整体やカイロプラクティックなど手技による施術での健康被害は、独立行政法人国民生活センターからも注意喚起がなされています。
あなたの質問に対して面倒そうな態度をとったり、曖昧な答えしか返ってこなかったりする場合は、施術を受けるのを見送るべきでしょう。
安易に同意書へサインしない
多くの整体院では、施術前に同意書へのサインを求められます。しかし、その内容をよく読まずにサインしてはいけません。
同意書は、多くの場合「施術に伴うリスクを理解し、万が一事故が起きても施術者側の責任を問いません」という内容を含んでおり、施術者側を守るためのものです。
施術者は通常、患者様が怪我をした場合に備えて「賠償責任保険」に加入しています。万が一の場合にはこの賠償責任保険から患者様への慰謝料や治療費が支払われるのですが、ボキボキ整体は補償の対象外です。厚生労働省がスラスト法を禁じていることから、各保険会社は背骨へのボキボキ整体による被害を補償していません。
書かれている内容に少しでも納得できない点や不明な点があれば、必ず質問してください。全ての項目に心から同意できないのであれば、安易にサインせず、施術を受けないという選択も必要です。
少しでも不安や痛みを感じたらすぐに中止する勇気
施術が始まった後でも、違和感を覚えたら決して我慢してはいけません。「お金を払ったから」「言い出しにくい」といった遠慮は禁物です。
特に、以下のような症状を感じた場合は、危険なサインかもしれません。施術者が「好転反応ですよ」と言ったとしても、すぐに施術を中止するようはっきりと伝えてください。
ちなみに「好転反応」などありません。施術に失敗したときの言い訳なので知っておくと良いでしょう。
- めまいや吐き気
- 手足のしびれ
- 激しい頭痛
- 施術前にはなかった強い痛み
- 意識が遠のくような感覚
あなたの体を守れるのは、最終的にはあなた自身です。施術中に少しでも「おかしい」「怖い」と感じたら、勇気を出して「やめてください」と伝えることが、最悪の事態を避けるために何よりも大切です。
危険なボキボキ整体以外の安全な選択肢
ボキボキと音を鳴らす整体には、これまで見てきたように様々なリスクが伴います。しかし、体の不調を改善する方法はそれだけではありません。ここでは、あなたの体を大切にしながら、根本的な改善を目指せる安全な選択肢をご紹介します。
国家資格者が行う安心できる施術とは
日本には、国が定めた厳しい基準をクリアし、解剖学や生理学などの専門知識を習得した国家資格者がいます。無資格者による施術とは異なり、医学的根拠に基づいた安全性の高い施術を受けることができます。代表的な国家資格には次のようなものがあります。
資格名 | 専門分野 | 主な施術場所 |
---|---|---|
理学療法士 | 病気や怪我による身体機能の回復(リハビリテーション)、動作の専門家 | 病院、クリニック、介護施設など |
柔道整復師 | 骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷など急性の怪我への対応(整復・固定) | 接骨院、整骨院、病院など |
あん摩マッサージ指圧師 | 手技による血行促進、筋肉の緊張緩和、痛みの軽減 | 治療院、マッサージ店、病院など |
これらの資格を持つ専門家は、厚生労働省の管轄のもと、法律に基づいた業務を行っています。詳しくは厚生労働省のウェブサイトでも確認できます。
理学療法士によるリハビリテーション
理学療法士は「動作の専門家」です。主に病院やクリニックで医師の指示のもと、病気や怪我で損なわれた身体機能の回復をサポートします。運動療法や物理療法(温熱、電気など)を用いて、痛みの原因となっている体の使い方や癖を根本から見直し、再発しにくい体づくりを目指します。
柔道整復師による整復や固定
「ほねつぎ」や「接骨院の先生」として知られる柔道整復師は、骨折や脱臼、捻挫といった急性の怪我の専門家です。骨や関節を正しい位置に戻す「整復」や、ギプスなどで固定する処置を行います。ボキボキ鳴らすような危険な手技ではなく、損傷した組織の回復を促すための適切な施術を提供します。
あん摩マッサージ指圧師による手技療法
あん摩マッサージ指圧師は、手技を用いて体の不調を和らげる国家資格です。「なでる・揉む(マッサージ)」「押す(指圧)」「揉む・叩く(あん摩)」といった手技を使い分け、筋肉の緊張をほぐし、血行を改善します。肩こりや腰痛、疲労回復など、幅広い症状に対応できます。
体を根本から見直すソフトな整体という選択
国家資格ではありませんが、民間資格の整体の中にも、体を傷つけるリスクが極めて低い「ソフトな整体」が存在します。
これらの整体は、ボキボキと音を鳴らすことなく、筋肉や筋膜、神経系に優しくアプローチすることで、体の自然な治癒力を引き出すことを目的としています。根本的な改善を目指していく場合、こちらのほうが理論的にも安全性でも優れていると思います。
さとう接骨院で行う施術
例えば当院では、理論的なバックボーンや施術効果、安全性を考慮して「DNM(Dermo Neuro Modulating)」や「FJT(Functional Joint Therapy)」といった手技を採用しています。
DNMはDermo(皮膚)、Neuro(神経)、Modulating(変化)の3つの単語を組み合わせた造語で、カナダの理学療法士であるダイアン・ジェイコブス氏が開発した最新の徒手療法です。
従来の徒手療法とは異なり、皮膚や末梢神経にアプローチすることで、痛みや可動域制限の改善を目指します。
また、関節を調整しなければ改善しない痛みや痺れ(関節機能障害といいます)が存在することをご存知でしょうか?
FJTは、関節の動きを正常化することに特化した手技です。ゆっくりと関節を動かしながら、動きの悪い部分を特定し、ソフトな力で調整していきます。現時点で関節機能障害に対する唯一の施術法になります。
どちらも体に負担をかけず、リラックスした状態で受けられる安全性の高い施術です。
まとめ
ボキボキ整体は、SNSなどで人気ですが、その裏には死亡事故や後遺症につながる致命的な危険が潜んでいます。
施術時の「ボキボキ」という音は骨の歪みが治った証拠ではなく、爽快感も一時的なものに過ぎません。安易に施術を受けることは避け、ご自身の体を守るためにも、まずは専門家による安全な施術を検討することが賢明です。
施術を受ける際は、賠償責任保険による補償はなく、最終的に全てが自己責任であることを強く認識してください。
最後に

さとう接骨院
院長:佐藤幸博
仙台市泉区の整体 さとう接骨院は、痛みへの施術だけでなく再発予防まで、お客様一人ひとりの健康を大切にオーダーメイドで対応しています。
施術・メンタルヘルス・運動・栄養・睡眠の5本柱で、根本的な解決策を。お体の悩みやご相談はいつでもご予約・お問い合わせからどうぞ。
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店舗名
- さとう接骨院
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代表
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