腰痛Q&A

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Q&A

当院によく頂く腰痛に関するご質問をQ&A形式でまとめました。整形外科や接骨院に行くかお悩みなら参考にして下さい。

ぎっくり腰のご質問

急に腰が痛くなった。どうすれば良い?

急に腰が痛くなった、いわゆる「ぎっくり腰」のときは、当たり前ですが無理をしないことが大切です。

そのうえで、動ける範囲では日常生活を通常通り継続して下さい。安静を続けるよりも早く良くなることが分かっています。

コルセットなどをお持ちなら使って構いません。ただしコルセットは予防にはならないので、痛みが楽になったら再発予防のために運動を取り入れることをおすすめします。

2~3日で楽になってくるようであれば、少なくとも急を要する状態ではないと思われます。受診するのは、ある程度痛みが落ち着いてからでも構わないでしょう。

もし症状が激烈であったり、強い痺れや麻痺が出現した場合、また、日増しに痛みが強くなる場合などは、早めの受診をおすすめします。

腰痛になってしまいました。病院にかかった方が良いの?

多くの腰痛は特別な治療をしなくても痛みの経過が良いことがほとんどで、1週間あれば痛みの70%は回復します。あまり心配する必要はありません。

ただ、そんな腰痛の中にもきちんと検査や施術をした方が良いというものもあります。一度きちんと検査したほうが良い腰痛について説明したいと思います。

1.転んだり高いところから落ちたりした後に発症した腰痛

転んだり強くぶつけた後に起こる腰痛は、圧迫骨折といった背骨の骨折が潜んでいる可能性も。骨がスカスカになっていると、尻もちで骨折することだってあります。

特にそういったことの後に日常生活に支障が出るような痛みがでた場合は、早めに骨の状態を調べたほうがいいことがあります。

2.安静にしていても痛む場合

じっとしていても痛い時、または6週間ぐらい長引く痛み(特に夜に寝てる時の痛み)は注意が必要です。背骨の腫瘍や骨髄炎、細菌感染がある時にこういった症状が出ることがあります。

3.お尻から足にかけての強い痛み、痺れ

椎間板ヘルニアや仙腸関節の問題など、神経が圧迫されていることが考えられます。生活に支障が出ないような範囲であればあまり心配する必要はないですが、あまりに強い症状がある場合は一度検査を受けてみることをお勧めします。

その他にも心配な腰痛はあります。心配であれば一度お問い合わせください。

慢性腰痛のご質問

腰痛で困っています。まずどうしたら良いですか?

正しい対処を早期にとることで症状の悪化を防ぐことができますので一度ご相談下さい。

腰痛の原因は実にたくさんあります。

足に痛みや、しびれ、脱力感を感じるときは、背骨の中にある神経が圧迫され症状を起こしている時があります。

足の痺れや脱力感を放置して長い間神経が強く圧迫されていると、神経そのものが壊れて施術をしても症状の回復が難しくなることがあります。

また腰痛がきっかけで、骨折やガン、大動脈の異常など重大な病気が発見されることもあります。

腰痛があります。冷やすべきですか、温めるべきですか?

痛めた直後やスポーツ・重労働で腰を酷使した場合を除き、慢性的な腰痛ならほとんど温めてしまって問題ありません。

まれに神経の異常などで温めると痛みが強くなってしまうことがあります。お風呂に入ると痛みが強くなる場合は温めるのは避けましょう。

ちなみに湿布は冷湿布と温湿布がありますが、患部を冷やしたり温めたりする効果はほとんどありませんので好きな方を選んでいただいて結構です。

お風呂入っていいの?

大抵はゆっくりお風呂に浸かることは良い結果を出します。入浴の効能は何と言っても血液循環の改善です。また、リラクゼーション効果、筋緊張の緩和など多くの良い効果があります。

しかし、稀にお風呂が痛みを助長してしまう事もあります。炎症が起こっている場合や、自律神経系の異常がある場合などです。

もしお風呂上りなどに余計に辛くなることがあるようであれば、あまり温めることなく、冷やしてあげることで楽になるかもしれません。

腰痛がありますが、マッサージをしても良いの?

痛いところや疲れているときのマッサージは確かに気持ちが良いですが、一時的な効果しかありません。治療としてはほぼ無意味で、かえって悪化する可能性のある行為だと考えています。

マッサージは血流が改善し疲労物質や痛み物質を洗い流すと言われていますが、その効果は5~10分程度しか持続しません。

また、骨や神経などによる痛みはマッサージなどの刺激で症状が悪化することがあります。特に強いマッサージは筋肉に傷をつけます(自覚はないかもしれません)。ここから小さな炎症が起こり周囲の組織と癒着すると、筋肉が機能しなくなり難治性の腰痛に移行してしまいます。

人間、腰痛に限らず痛いところにはついつい手が行ってしまうものですが、痛みがある時は安易にマッサージなどを行うことなく、まずはしっかり検査を受ける事をお勧めします。

腰痛の要因は様々なものが考えられますが、マッサージが効果を発揮するのは、筋肉の緊張や循環障害、関節の動きの悪さから来る痛みです。

腰痛と運動に関するご質問

腰痛があってもスポーツをやっていい?

ケースバイケースで一概には言えません。
もし腰痛があったとしてもプレー中やプレー後に症状がひどくならないなら、基本的しても差し支えありません。

スポーツの最中に鋭い痛みが走った、またはプレー後に症状がひどくなってしまう、という場合は注意が必要です。スポーツで腰が痛むというのは、多くの場合、筋肉や関節、椎間板などが傷んでいる可能性があります。

もし心配なら一度検査してもらって体の状態をチェックしてもらいましょう。

腰痛には腹筋を鍛えると良いと聞きますが?

腹筋は身体の軸である背骨を真っ直ぐ立たせるために非常に重要な働きをしています。ですが腹筋が割れているから腰痛にならないかというとそうではありません。

腹筋を鍛えると言われてすぐ思いつくのは、上体起こしなどのおへその上下にある腹直筋を鍛えるトレーニングですが、これは腰痛対策には程遠い運動です。

いわゆるインナーマッスル(特に腹横筋)を鍛えてほしいので、方法を紹介します。

  1. 仰向けに寝転がって膝を立て、大きく息を吸います。
  2. フーッと口から息を吐きながらおへそが床に近づくようにお腹を凹ませます。
  3. お腹を凹ませたままで30秒鼻呼吸をします。

これを一日10回行いましょう。まずはこの程度で十分です。

腰が痛くても体操はやった方が良いのでしょうか?

「痛いことは避ける」のが基本的な考えです。特に鋭い痛みは要注意。

しかし、体操などを行って気持ちいい時や、慢性的な重だるいような症状の場合、体操などを行った方が治りは早く、今後のことを考えるなら行ったほうが良いでしょう。

ただ、例えば背骨の骨折や、重度のヘルニアがある時など、逆効果となってしまう場合もあります。

自己判断は避け、受診されることをお勧めします。

原因不明の腰痛

腰痛があります。病院でいろんな検査をしても異常なしと言われるばかりで原因がわかりません。

病院で言われる「異常なし」は、医師の専門内では問題がないという意味です。痛みがあるのなら必ず異常はあります。

レントゲンなどの画像検査は、腰痛に対する検査では神経や骨の状態を診ることがほとんどです。すでに壊れた手遅れのところを写すものです。

それらの検査で異常がないなら、画像上でほとんどわからない関節の動きの悪さや、筋肉の緊張など機能的な問題が痛みの原因となっている可能性が高くなります。

これらは画像には写りませんので異常なしと言われますが、裏を返せば致命的では無いということ。施術により改善の可能性があります。

腰痛と日常生活に関するご質問

腰痛で起き上がりが辛いです

腰が痛むときの起き上がり方のコツは、まず横向きになることです。

どちらでも良いので痛くない方に横向きになり、そこから下になった方の肘をつき徐々に上体を起こしていきます。

ベッドなどであれば、横向きになった際に、膝を曲げて足を先にベッドから降ろしてしまってもかまいません。

何でもない寝起きの動作も、痛みがあるときはなかなか思うように行きませんよね。

真っ直ぐに起き上がる方法は、腰への負担が強く、より大きな筋力が必要ですので、避けた方が良いでしょう。

日によって腰痛にムラがあるのはなぜ?

あまり心配することはありません。たとえ調子が悪い日も、「ムラがあるのが当たり前」と、気にしすぎることなく過ごすのが精神的にも健康的かと思います。

日によって調子にムラがある方は多いです。たとえば、椎間板ヘルニアなどの場合、日によってヘルニアの飛び出し具合が変わるとは考えにくいので、ヘルニアの存在以外に痛みをコントロールしている要素があるはずです。

それは自律神経であったり、循環状態であったりと様々ですが、ヘルニアが悪化しているわけではありません。

慢性的な腰痛が辛くて何もやる気が起きず、気分が落ち込んでしまう

病は気からと昔から言いますが、現在では痛みと精神的な要素には密接なかかわりがあることがわかっています。

痛みを感じる神経は脳の感情などの精神状態をつかさどる部分にもつながっているため、痛みが長く続けば精神的な異常が起こってきます。

その逆もしかりで、精神的な不安やうつうつした気分は痛みを助長してしまうようです。

長引く痛みは辛いものですが、痛みにとらわれすぎずリラックスを心がけたり、趣味を楽しんだりなど精神的なケアを心がけることも考えてあげてください。

天気が悪いと痛みが増します

天候の変化とは、湿度や気圧、温度の変化です。それに対して体内の分泌物や循環状態、自律神経系に混乱が起こり、痛みや体調不良を引き起こすと言われています。

雨が降ると古傷がうずいたり、体調が悪くなったりする方は沢山いらっしゃいますが、このような天候の変化によって体調不良や痛みを感じたりすることを「気象病」とよびます。

対策としては、まず栄養と睡眠また適度な運動や入浴で血行を良くすること。極力冷暖房に頼らず、環境の変化に身体を慣れさせておくことで自律神経を鍛えることなどがあげられます。

腰痛には硬いベッドのほうが良いのでしょうか?枕選びのポイントは?

寝具選びは難しいですよね。筆者もニトリでベッドを購入した際は、全てのマットレスで試し寝を行い、時間をかけました。

ベッド選びの1つの目安として以下のことは言えるようです。

  • 仰向けに寝た時、腰の下に手が入らない程度に身体が沈むこと
  • お尻と背中の2点に均等に圧がかかっている感覚が得られること

ベッドの硬さについては諸説あります。

身長、体重、体型を始め背骨の状態などによって個人差があるため一概には言えないようです。

あとは枕で頭の位置を決められれば良い姿勢が作れます。枕選びのポイントは、以下の通りです。

  • 通気性がよく、後頭部の圧迫感が少ない硬さ
  • 頭を預けた際、首が丸まったり反ったりしない高さ(首や頭を、立っている時などと同じような姿勢におけるもの)
  • 寝返りを打って横を向いた時顔が床に並行になること(寝返りしやすい)

このような枕を選ぶと、比較的楽に寝られるかと思います。

朝起きたら首が痛い、寝たのに肩がこっている、よく寝違える。そんな時は枕が合っていないのかもしれません。

高さや硬さ、素材など、最近では枕も千差万別で、なかなか自分に合った枕は見つからないものです。一度専門店に相談するのも良いでしょう。

当院でもご相談頂ければ御紹介致します。朝起きたとき、首・肩周りが辛い方は、ぜひ一度試してみてください。

コルセットを買おうと思うのだけど

基本的にはおすすめしていません。着けてみて楽なら、短期間だけ使っても良いかな、という程度です。

スポーツ洋品店やドラッグストアなどでも多く見かけるコルセットですが、実はその効果はハッキリとわかっておらず、どちらかというと否定的な論文が多いです。

とりあえず1つ持っておくのであれば、通気性がよく金属性の棒などが入っていない伸縮性のあるコルセットで15センチ前後の幅のものを選ぶと、万能に使いやすいかとおもいます。

背骨に骨折がある場合など、コルセットをつけなければならないこともありますので、症状が強い場合は安易に判断せず専門家の指示を仰ぐことをお勧めします。

寝るときも腰が苦しいのですが、楽な寝方はありますか?

本来寝転がった姿勢は腰に体重がかからないので、負担は少ないはずです。ですが意外にも寝ているときに腰が痛むという訴えは多く、お困りの方はたくさんいらっしゃいます。

寝ているときの痛みで最も多いのは、仰向けで足を伸ばした姿勢時の痛みです。普段から腰が丸い方は、足を伸ばすと骨盤が前側に引っ張られ、その結果腰が反って痛みを引き起こします。

この場合、膝の下にクッションなどを入れて膝を立てるか、横向きで少し丸まって寝転がると楽に寝られます。

仕事で長時間座っていることが多い。腰に優しい座り方はありますか?

長時間座っているのは、腰痛持ちには辛いですよね。腰に優しい座り姿勢をとるための方法をお教えしましょう。

まず椅子の一番奥までお尻を入れ深く座って下さい。

真上に手を伸ばして大きく伸びをし、そのままゆっくり手を降ろして肩の力を抜き少し顎を引きます。

これで背骨がだいたい正しい姿勢におさまります。

ですがパソコンなどデスクワークの際は、背骨を常にその状態に保つのは不可能です。

自分の体を常に意識するのも難しいので、机や椅子の高さ、ディスプレイの位置など周囲環境を変えてしまい、姿勢が悪くなるとすぐ気づける様にした方が簡単です。

そのうえで、できれば1時間に1回5分程度は立ち上がり歩くようにしましょう。

心因性の腰痛もあるようですが・・・?

心の状態と痛みは密接に関係しています。近年、ストレスや鬱っぽい気分が痛みを感じやすくするということが解明されてきました。

画像検査などで異常が見つからないため、まるで心の病気であるように扱われたり、痛がりの一言で済まされてしまうことが多く、医療不信に陥る方もいらっしゃるようです。

研究も進んではきたものの、それでもまだまだ世間の理解は得られていないようです。

もしお心当たりがある様なら、ペインクリニックなどの痛みを専門とする病院や、カウンセリングをお勧めします。

肥満の人は腰痛になりやすいのですか?

体重が重いと腰への負担が大きくなる、ということはイメージしやすいと思います。それだけでなく、体重の増加による姿勢の変化も、腰への負担を増加させます。

肥満傾向で大きくお腹が出てくると、その分重心が前に移動します。そのままでは前に倒れてしまうので、腰を反らし、前後の重心のバランスを取っていることが多いです。ちょうどお腹の大きくなった妊婦さんのような状態です。

腰を反らした姿勢は背骨の後ろ側への負担が大きく関節を痛めます。体重自体の負担と相まって、肥満の方は腰痛になりやすいと言えるでしょう。

腰痛とお薬に関するご質問

腰痛にはどんな薬を使われているのでしょうか?

あくまで対症療法であり、一時しのぎに過ぎないと考えますが、症状が強い時、薬に頼ることは決して悪いことではありません。

一般には湿布などの貼付剤や痛み止めの内服薬などの炎症を抑えるお薬が最も多く使われています。

他には、神経や血管の働きを良くするビタミンBやビタミンEの錠剤、筋弛緩剤などが多く使われています。

最近では薬も進化してきており、副作用を抑えたものや、従来とは違った作用で症状を抑えるものなど、多種多様なようです。

お身体の調子や、薬を使った感想などを医師と相談しながら、ご自身に合う薬を見つけられると良いと思います。

長く腰痛を患っています。友人から関節痛に効くサプリメントを勧められました。効果はあるの?

関節痛のサプリメントはテレビCMなどでもよく見かけますね。体験談などを見ると魔法の薬の様な印象を受ける事も多いです。

肝心の効果に関しては今のところ、よく分かっていないようです。

基本的に効果があるなら薬になるので、サプリメントと謳っているなら信用しすぎないほうが良いかと思います。

うつ病の薬が痛みに効くって本当?

うつ病の原因の一つともいわれるセロトニンやノルアドレナリンなどといった体内物質は、痛みと密接な関わりがあることがわかっています。

特に慢性的な痛みと深い関連があり、うつ病の薬にはそれらの物質を正常化し痛みを抑制する効果があります。

そのため、慢性的な腰痛の方にうつ病の薬を処方することがあるのです。

ただ、医師や薬剤師から十分な説明がなされないまま処方されることがあるので、うつ病と診断されたと勘違いしてトラブルになることがあるようです。

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さとう接骨院

代表

佐藤 幸博(さとう ゆきひろ)

住所

〒981-8003
宮城県仙台市泉区南光台3丁目19-23コーポ展1階
専用駐車場2台
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9:00~13:00 / 15:00~19:00 
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日・月曜日 不定休あり

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